SQLServerの基礎

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SQLServer
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SQLServerでデータベースを作成する

SQL Serverでデータベースを作成するには、SQL Server Management Studio、もしくはTransact-SQLを使用します。

ここではSQL Server Management Studioを使用したデータベース作成をしてみます。

環境はSQL Server 2019です。

まずはSQL Server Management Studioを起動します。

SQL Server Management Studioの左メニューのオブジェクトエクスプローラーの「データベース」を右クリックして、「新しいデータベース」を選びます。

「データベース名」を入力します。ここでは「sampledb」と入力しました。

入力後「OK」ボタンをおします。

各種設定は後から設定出来るので、ここでは省略します。

これでSQL Serverでデータベースを作成することができました。

SQL Server Management Studioの左メニューのオブジェクトエクスプローラーをみると、先ほど追加したデータベース(sampledb)が追加されています。

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SQLServerでテーブルを作成する

SQL Serverでテーブルを作成するにはCRTTABLEを使います。

CREATE 文に指定できるオプションは沢山ありますが、シンプルな CREATE 文の構文は次のようなものになります。

CREATE TABLE [テーブル1] (
	[カラム1] [データ型] [NULL or NOT NULL],
	[カラム2] [データ型] [NULL or NOT NULL],
	[カラム3] [データ型] [NULL or NOT NULL],
	...
);

それでは、実際に CREATE 文を実行して、テーブルを作ってみましょう。

empという、個人の番号と氏名を保存するテーブルを作成するクエリーは以下の通りです。

CREATE TABLE emp (
    emp_ID    INT NOT NULL IDENTITY(1,1) PRIMARY KEY,
    emp_NO    CHAR(4) NOT NULL,
    emp_name  NVARCHAR(20) NOT NULL,
    depno     CHAR(3) NOT NULL
);
  • INT 型の emp_ID カラムが主キー。 IDENTITY(1,1) を設定することで、レコードが挿入されるたびに、1 ずつインクリメントした番号が自動的に設定されます。

SQLServerでレコードを追加する

SQL Serverでデータを登録するにはINSERT~VALUES~を使います。

–テーブルへデータを登録する
INSERT INTO {テーブル} (列1,列2,列3・・・)
VALUES (値1,値2,値3・・・);

例1. 列を指定するINSERTパターン
–テーブルへデータを登録する

INSERT INTO emp (emp_no, emp_name, depno)
VALUES (‘A001’, ‘斉藤一’, ‘SA1’);

ここでは3つの列(emp_no, emp_name, depno)を指定して、データを登録しました。それ以外の列は記述していないためデータは登録されません。

文字列型はシングルクォーテーション(’)で括る必要があります。

 

例2. 列を省略するINSERTパターン
–テーブルへデータを登録する

INSERT INTO emp
VALUES (‘A001’, ‘斉藤一’, ‘SA1′, ’01-0000-0000’, 1, NULL);

ここではテーブルの登録先の列を指定せずに省略しています。このように列を省略する場合は、すべての列にデータをセットする必要があります。

よってVALUESの後のカッコにはすべての列のデータを順番にセットする必要があります。

SQLServerでレコードを更新する

SQL Serverでデータを更新するには「UPDATE~SET~」を使います。

–テーブルのデータを更新する
UPDATE {テーブル}
SET 列1 = 値1
,列2 = 値2
,列3 = 値3
WHERE 条件
;
empno empname address
D001 山田花子 福岡県中央区1-2-3

例1. 条件指定するUPDATEパターン
–テーブルの値を更新する

UPDATE emp
SET empname = ‘中田花子’
,address = ‘佐賀県佐賀市1-2-3’
WHERE empno = ‘D001’;

empno empname address
D001 中田花子 佐賀県佐賀市1-2-3

ここでは「empno」が「D001」のレコードを更新しました。

更新した列はSETの後の「empname 、address 」です。

文字列型はシングルクォーテーション(’)で括る必要があります。

例2. 全件更新するUPDATEパターン
–テーブルの値を更新する
UPDATE emp
SET update_f = 1
;
where句で条件を指定しない場合、全件が更新されます。全件更新する場合はこのように条件なしでUPDATEすればOKです。

UPDATEするパターンとして2つとりあげました。

以上、SQL Serverでデータ更新するUPDATEのパターンでした。

SQLServerでレコードを削除する

SQL ServerのDELETE(削除)
SQL Serverでデータを削除するにはDELETE FROM~を使います。データ削除はレコード単位です。特定の列のデータを削除はUPDATEを使用します。

–テーブルのデータを削除する
DELETE FROM {テーブル}
WHERE 条件
;
empno empname address
D001 山田花子 福岡県中央区1-2-3
D002 山田太郎 大分県別府市1-2-4

例1. 条件指定するDELETEパターン
–テーブルの値を削除する

DELETE FROM emp
WHERE empno = ‘D002’;

empno empname address
D001 山田花子 福岡県中央区1-2-3
ここではempnoが ‘D002’のレコードを削除しました。

例2. 全件削除するDELETEパターン
–テーブルの値を削除する
DELETE FROM emp
;
empno empname address
ここではWHERE句で条件を指定していないので、empテーブルは全件削除されます。

 

DELETEするパターンとして、「条件指定するDELETE」「全件削除するDELETE」の2つをとりあげました。

以上、SQL Serverでデータを削除するDELETEのパターンでした。

まとめ

SQLServerの基礎の基礎的なコマンドの記述例です。

今後は応用的なコマンドを投稿予定です。

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